MCT分科会

MCT分科会とはAbout Us

MCTの健康価値や日常生活での取り入れ方を情報発信

MCT(中鎖脂肪酸)とは、ココナッツやパームなどのヤシ科植物の種実、母乳にも含まれる成分です。一般的な油よりも素早くエネルギーになりやすいという特長から、これまで50年以上に渡り、医療現場やスポーツ分野における栄養補給、生活習慣病予防など、様々なシーンで活用されてきました。

近年、MCTの研究領域が広がっており、新しい効果が明らかになってきています。

MCT分科会では、専門家の知見や最新研究などを交えながら、MCTの健康価値を広く発信していきます。

設立年月日 2021年4月2日


専門家メンバー(協力・監修)


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中村 康宏 先生

虎ノ門中村クリニック/内科医/日本抗加齢医学会専門医

内科医・消化器内科医として研鑽を積んだ後、米国医師免許試験を突破しアメリカに留学。帰国後、日本初「アメリカ抗加齢医学会」認定施設の虎の門クリニックを開業。現在虎ノ門中村クリニックで診療中。

MCTは身体の組成を上手に利用し、健康なカラダづくりを可能にする素材

MCTの大きな特長は、一般的な油と比べて消化吸収が早いという点です。そのため体内で素早く脂肪をケトン体に変え、エネルギーを多く生み出す「脂肪燃焼回路」を効果的に稼働させることができます。このようにしてMCTは、身体の組成を上手に利用し、健康的な体質づくりに貢献することができます。

ただし、MCTはココナッツの種実などに含まれる成分のため、普段の食事では摂りにくいといえます。オイルやパウダーなどがあるので、自分に合った形で日々の食事の中にとりいれるとよいでしょう。さらにMCTは近年、認知症や高齢者の低栄養対策、運動能力の向上など、様々な健康効果が研究で明らかになっており、これからの健康なカラダづくりに大いに期待できる素材といえます。


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岡田 隆 先生

日本体育大学体育学部教授/博士(体育科学)/骨格筋評論家/柔道全日本男子チーム体力強化部門⾧(~2021年)

専門は、トレーニング科学、アスレティックリハビリテーション。
特に体幹の研究、筋肉と体脂肪の研究(筋肥大・除脂肪・減量)を行っている。

燃焼回路スイッチを押すMCTでエネルギー量を上げ、健やかなカラダづくりを

アスリートに限らずカラダづくりのベースは、食事や睡眠など規則正しい生活にあります。食事ではPFCバランスの取れた内容にする質の見直しが大切です。さらに脂質の質まで考慮できると一歩先に進めます。脂質の中でもMCT(中鎖脂肪酸)は、身体のエネルギー源であるケトン体を速やかに作ることができます。これは他の油脂とは代謝経路が異なり、肝臓に門脈を通して直接入って分解されるためです。

MCT摂取により、通常のエネルギー源である糖に加え、ケトン体も使えるようになれば、体内で脂質由来のエネルギー消費量が増え、いわゆる脂肪燃焼回路のスイッチが入り、蓄積された体脂肪を燃焼できる身体になるだけでなく、疲労回復や運動のパフォーマンスアップにもつながると考えられます。

*PFC…Pはたんぱく質13-20%、Fは脂質20-30%、Cは炭水化物(糖質)50-65%を意味する


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沖 知子 先生

プロフェッショナルヨガ講師

2014年にヨガインストラクターの資格取得後、国内外問わずさまざまな場所で実績を積む。2016年にはMiss WORLD JAPANファイナリストに選抜され、初代「ミス・ヨガ」を受賞。全日本ヨガ連盟インド政府公認プロフェッショナルヨガ検定合格。 “おいしい呼吸”で「心の健康」をサポートする株式会社ブレストラン 代表取締役、特定非営利活動法人プロボノ 監事。

これからは「セルフコンディショニング」の時代。MCTを上手に利用しましょう

健康なカラダづくりには、自ら自分の身体を良い状態に整える「セルフコンディショニング」の考え方が大切と考えています。

「カラダづくり」といわれると、極端な食事制限や筋トレなどハードな運動をイメージする方も多いかと思いますが、日々の食事の中での工夫や、軽いストレッチ・運動で十分です。何より重要なのは、毎日のちょっとした心がけをコツコツと継続していくことです。

その一環として、私は普段の食事の中で、ココナッツオイルやMCTを愛用しています。例えばサラダに加えたり、お味噌汁にかけるなどしています。MCTは無味無臭のため、無理なく普段の食事にとり入れ続けられる点がうれしいですね。

日々自分の身体と向き合い、無理なく少しずつメンテンナンスをしていくことで、いつまでも健康な身体をキープしましょう。

それは、「心の健康」にも影響を与え、笑顔あふれる充実した毎日につながります。


協力


日清オイリオグループ株式会社

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