MCT分科会

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8月23日は「油の日」 MCT・オメガ系の健康油を解説!

“油の使い分け”半数以上が「していない」と回答!

~食事指導のプロ MICHIKO式「油の選び方」~

8月23日は「油の日」です。油は毎日使う調理の必須アイテムですが、MCTオイルやえごま油・アマニ油などの登場により、健康によい油のイメージが定着しつつあります。一方で、全国20~50代男女800名を対象とした調査では、多種多様な食用油を正しく使い分けできていない実態が明らかになりました。そこで今回は健康のために摂り入れたい目的別の油と、中でも脂肪燃焼効果で注目されるMCTオイルについて、生活習慣病の方への食生活指導に携わるMICHIKO先生にお話をお伺いしました。また、ご自身もMCTオイルを継続的に摂り入れていることから、生活の中で無理なく続けられるおすすめの方法についても教えてもらいました。

今回、お話を伺ったのは…

食生活指導士 料理研究家 MICHIKO先生

野菜ソムリエプロ・調味料ソムリエプロ・カレーマイスター・食養生士・料理研究家・調味料研究家・調理師。「食」と「健康」と「美」をテーマに、講師・講演・セミナー・料理レシピ・調味料紹介や批評、開発・コラムの執筆などを手がけ、テレビ・雑誌の出演多数、著書多数。食養生士として、生活習慣病などの生活習慣や食事アドバイスも行っている。

※食養生とは、食事を工夫することによって体を健康に保つ方法のことを指します。

複数の油の使い分け、半数以上が「していない」!

調査結果によると、「サラダ油・キャノーラ油・オリーブオイル・ごま油・こめ油・アマニ油・えごま油・MCTオイル・アボカドオイル」計9種のうち2種以上の食用油を使っているにもかかわらず、半数以上の53.7%の生活者が使い分けしていないという実態が明らかになりました。複数の油を持っているにもかかわらず、目的や悩みによって使い分けしていないというのは、実はもったいないこと。毎日何気なく使っているかもしれませんが、油にはそれぞれ特長があり、理解しておくことで料理を美味しくしてくれるだけでなく、自身や家族の健康を考える上でも非常に役立ちます。

脂肪燃焼したいなら、MCTオイル

健康な食生活においても油の選び方は重要なポイントの1つです。中でも、大切なのは「良質な油」を見極めて摂取すること。美容や健康に良いと言われる良質な油で代表的なものとして、MCTオイルやオリーブオイル、えごま・アマニ油が挙げられます。

MCTオイルは、中鎖脂肪酸という一般的な油に比べて短い脂肪酸100%で構成された油です。他の油に比べ、4倍速くエネルギーになると言われており、体脂肪として体に蓄積されづらいことが特長です。また、蓄積されている体脂肪も燃焼する効果があることから、摂り続けることで脂肪燃焼体質になれると言われています。

<医療現場でも長らく活用されてきたMCTオイル>

一般的に、糖質が吸収され、ブドウ糖がエネルギーとなるように、MCTオイルは摂取すると脂質として素早く吸収され、ケトン体を生成し、効率的にエネルギーをつくり出します。その特長から医療現場では、50年以上も前からがん患者への食事指導や生活習慣病の予防などに利用されてきました。MICHIKO先生も食事指導でMCTオイルを日々取り入れているのだそう。

MICHIKO先生オススメ 朝のMCT習慣

<1日小さじ1杯程度を朝に摂ることがポイント!>

MCTオイルには、無理な食事制限なく脂肪を燃焼する効果があるとはいえ、夜は活動量が少ないため、日中に効率よくエネルギーを消費できるよう、1日のうち早めの段階で摂ると良いでしょう。朝食であればコーヒーやヨーグルト、みそ汁、納豆など、普段から食べているものにプラスして習慣化することがおすすめ。腹持ちも良いので、その後の間食防止にもつながります。また、最近はMCTオイルを含んだドレッシングや飲料も見かけるようになってきました。

日々口にするものの「脂質の質」にこだわるようになれば、自然と油の使い分けも意識するようになるはずです。「食」を楽しむには健康な体が第一!理想のカラダや健康なカラダづくりのために、油の選び方をぜひ見直してみてはいかがでしょうか。

※MCTオイルは、炒め物や揚げ物などの高温調理には適さないため、かけて使うことがおすすめです。

他にも・・・普段の食事に摂り入れたい「良質な油」

<オリーブオイル>

主成分である「オメガ9系脂肪酸」(オレイン酸)はコレステロール値を下げ、動脈硬化や心疾患を予防すると言われています。また、大腸内で潤滑油の働きをして便を排出しやすくする働きがあることから、便秘解消にもつながります。ポリフェノールやビタミンEといった抗酸化物質も含まれており美肌効果も見込まれます。

<えごま・アマニ油>

主成分は現代人に不足しがちな魚油にも代表される「オメガ3系脂肪酸」(α-リノレン酸)。悪玉コレステロールを減らし、アレルギーの緩和、血液の流れを良くする効果が期待できます。α-リノレン酸は体内でEPAとDHAに代わることから、脳の認知機能の向上や高血圧予防にも役立つと言われています。

■調査概要

調査タイトル:「油の使用実態に関する調査 2022」

調査対象  :全国の20代~50代男女800名

調査期間  :2022年8月11日~8月12日

調査方法  :インターネット調査

調査主体  :MCTプラス・コンソーシアム


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