MCT分科会

コラムColumn

名医に聞く!最強の油・MCTオイルの魅力

「生命を動かすエネルギー源として、重要な栄養素」

~代謝を制す者が、健康を制す!?~

最近、様々な場所で見聞きするようになった「MCTオイル」。テレビ番組で特集され、SNS上でも「MCTオイル」がトレンド1位になるなど、勢いが止まりません。実際に、名医としてメディアでMCTオイルの魅力をご紹介されていた、山本メディカルセンター院長であられる、齋藤真理子先生ご自身もMCTオイル愛用者のひとり。クリニックでは食改善の際に推奨されています。そこで今回、MCTオイルの効果はどうなのか!?齋藤先生にお話を伺いました。

今回お話を伺ったのは…

山本メディカルセンター 院長

齋藤 真理子 先生

昭和大学医学部卒。形成外科専門医、医学博士。

2010年に当センターに入職し皮膚科・形成外科を立ち上げる。アンチエイジング分野にも取組み、メディカルエステ、ドクターズコスメなどの開発・販売も手がけている。2016年4月に、実父である山本勇医師から院長職を受継ぎ山本メディカルセンター2代目院長に就任。内科、人間ドッグ、訪問看護ステーション、皮膚科・形成外科外来、美容皮膚科・外科を統括している。

肌荒れ、アンチエイジング、ダイエット…すべては「代謝」を制することにあり!

MCTオイルの主成分である中鎖脂肪酸には、脂肪燃焼を促す効果をはじめ、認知機能の改善、虚弱体質の改善、疲労回復など、これまで様々な研究結果が報告されています。MCTオイルに、これだけ幅広い効果が期待されている理由は、細胞内で「ミトコンドリア活性」を促すためです。 「何をやっても瘦せられない。」という人の理由は、このミトコンドリアが加齢など様々な要因から減少し「代謝が落ちた」ことにあります。

代謝を生み出すミトコンドリアを支援する一般的な成分といえば、「ビタミンC」や「カルニチン」、「コエンザイムQ10」などが挙げられますが、これらはミトコンドリアの活性は促すものの、ミトコンドリアの数を増やすことはできません。MCTオイルはミトコンドリアの数を増やしながら、活性も促す(※)ことが分かってきており、圧倒的に代謝効果が高いことが論文などのデータからも期待されています。

(※)動物モデルによるエビデンス

短期よりも、継続的に。まずは、小さじ半分(2g)からはじめ徐々に量を増やす

私たちは、三大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物)からエネルギーをつくります。食事からの栄養素が消化・吸収されると「エネルギーの工場」とも呼ばれる、ミトコンドリアに運ばれて、ATP(アデノシン三リン酸)という成分をつくります。ATPは、全ての生命活動の源であることから、なくてはならない存在として、「エネルギーの通貨」とも呼ばれるほど、カラダを動かすために必要なものです。

栄養素として、否定する理由が中々見当たらない。食改善の第一候補!

MCTオイルとの出会いは所属する学会の講座です。学会認定員の立場として、定期的に認定講座を企画する中で、MCTオイルが議題に挙がったことがきっかけでした。当時、論文を探しても、色々と話を聞いて集めてみても「マイナス要素が見つかっていない珍しい食品」という評判でした。そこで、代謝を良くしたいというクリニックの患者様のためにも、まずは自分自身でとりいれてみようと挑戦開始。しばらくの間、MCTオイルを続けていると、お通じが良くなったり、胃腸の働きが良くなっているのは実感を伴いました。

その後、実際に、MCTオイルをとりいれた患者様の体調は、「活力・元気が出た」や「お腹の調子が良くなった」、「肌のニキビが改善した」など、代謝が適格に向上することで、カラダの炎症によって引き起こる諸症状が抑制されている印象があり、全体的に体調が回復傾向にあります。

医療現場では、50年以上前から手術前後の良質で素早いエネルギー補給として、とりいれられていたという実績がありますが、生活により身近になった今、改めて食改善の第一候補にMCTオイルをおすすめしていますし、今後も、MCTオイルの魅力に注目していきたいと考えています。

名医のごはん!MCTオイルは、食事にも飲み物にも相性良し!

MCTオイルは、直接加熱することには不向きなので、日頃は、好きな食事に何でもかけて食べています。例えば、「MCTオイル×納豆」は、腸内細菌叢を良くする組み合わせです。納豆菌は腸まで生きたまま届くことが多く、さらに、MCTオイルも腸内細菌に働きかけ、腸内環境を整えてくれることが期待できます。
また、これからのシーズンは温かい「コーヒー」ですね。実はMCTオイルとまったく同じ効果を得られるMCTパウダーを使うとミルクを入れたように味もまろやかになりますし、油浮きが苦手な方にもおすすめです。他にも相性の良い食事はたくさんありますので、ぜひ、好きな食事に手軽にお試しいただきたいです。

MCTオイルをかけるとコクが出て旨味が増す
MCTパウダーなら温かいコーヒーになじみやすい


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